1969年に Hirschi が示した枠組みです。問いの向きが逆になっているのが特徴で、罪を犯す理由を探すのではなく、**大半の人が犯さない理由**を説明しようとします。
答えとして挙げられているのが4つの絆です。人への愛着、積み上げてきたものへの投資、日々の活動への巻き込まれ、そして規範をそもそも正しいと思っているかどうか。この4つが強いほど、外れたときに失うものが大きくなり、それ自体が歯止めになります。
この理論のいいところは、**歯止めが本人の内側ではなく外側にある**と考える点です。だから対策が具体的になります。予定を埋める、関わる人を増やす、続けているものを作る。どれも性格を変える話ではありません。
当サイトの診断で「失うものの軽さ」を測っているのはこの軸です。★ただし注意が必要で、この軸が高く出ることは、生活が苦しいことや孤立していることと重なります。**それを「犯罪者予備軍」と読むのは、この理論の誤用です。**理論が言っているのは、歯止めは人格ではなく置かれている場所で決まる、という話のほうです。