1947年に Sutherland が整理した枠組みです。犯罪を、遺伝でも病気でもなく**学習される行動**として扱います。学ぶのは手口だけでなく、「これくらいなら平気」という理屈のほうも含みます。
この理論が説明できるのは、たとえば同じ職場で同じことが繰り返し起きる現象です。個人の資質では説明が付きませんが、その場所で「みんなやっている」という理屈が共有されていれば説明が付きます。
重要なのは、接触の量ではなく**中身の比率**だと言っている点です。法を守る側の理屈にどれだけ触れ、外れる側の理屈にどれだけ触れているか。だから「悪い人と付き合うな」ではなく、「正直にやっている人が損をしていない場所にいるか」という問いになります。
当サイトの診断で「まわりの空気のゆるさ」を測っているのがこの軸です。設問が相手の属性ではなく、周りで何が言われているかを聞いているのは、この理論が学ぶ対象を**理屈**だと言っているためです。