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日常活動理論

犯罪は「やる気のある人」「手ごろな標的」「見ている人がいないこと」の3つが同じ時間と場所で重なったときに起きる、という考え方。

1979年に Cohen と Felson が発表した枠組みです。それまでの犯罪研究が「どういう人が罪を犯すか」を探していたのに対し、この理論は**人を一切見ません**。代わりに、起きる場面のほうを3つの部品に分けます。

動機のある行為者、手ごろな標的、そして有能な監視者の不在。この3つが同じ時間・同じ場所で出会ったときに犯罪が起きる、と考えます。

重要なのは、これが**足し算ではなく掛け算**だという点です。3つのうち1つでも欠けていれば起きません。やる気のある人がいても、手が届く場所に何も無ければ何も起きない。手が届いて誰も見ていなくても、動機が無ければ起きない。

この理論が実務で強いのは、**3つのうち2つは人ではなく環境だから**です。人を変えるのは難しいが、標的を減らすことと監視を足すことはできる。防犯カメラ、鍵の二重化、ダブルチェックの導入は、全部この枠組みの応用です。

当サイトの診断が、3つの軸とは別に「いまの状況」を6問聞いているのはこのためです。歯止めのゆるみだけでは判定を出しません。重なっているかどうかを別に出しています。

出典

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