「サイコパス」は、共感の薄さ・良心の働きにくさ・大胆さといった特性をまとめて指す通称で、正式な診断名ではありません。DSM-5 にも ICD-11 にも診断として載っていません。
犯罪と結びつけられがちですが、指しているものの種類が違います。サイコパシーは**人の特性**の話で、犯罪は**行為**の話です。特性が高くても罪を犯さない人は多く、罪を犯した人の多くはこの特性が高いわけでもありません。
この診断が人格ではなく歯止めを測っているのは、まさにこの理由です。人格の特性から犯罪を予測しようとする方向は、犯罪学の側では成績が良くありませんでした。代わりに残ったのが、自己統制・社会的絆・接触・機会・監視という、状況側の説明です。
サイコパシーの3因子そのものを測りたい場合は、当サイトの別のツール(サイコパス診断)があります。あちらは人格の側を、こちらは歯止めと状況の側を見ています。